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漠然とした不安がつらいときに試したい4つのこと

なんとなく気持ちが落ち着かない。理由ははっきりしないのに、不安な感じがずっと胸の中にある

そんな「漠然とした不安」に悩まされていませんか?

 

実は多くの人が、「これといった原因が思い当たらないのに不安になる」経験をしています。

それは決して特別なことではありません。

 

でも、放っておくと心がどんどん疲れてしまうのも事実です。

 

今回は、そんな漠然とした不安を感じたときに、少しでも心を整えるための4つの方法をご紹介します。

 

1. 不安を書き出してみる(モヤモヤの見える化)

頭の中にある思いや心配ごとを、ノートやメモアプリに書き出してみましょう。

「何が不安なのかよくわからない」と感じていても、思いついた言葉や感情を自由に書くだけで、自分の内側にあるテーマが見えてくることがあります。

 

例えば…

「仕事がこのままでいいのか不安」

 

「老後がなんとなく心配」

 

「なんか大切なことを忘れている気がする」

 

書くだけで少し気持ちが軽くなることもありますよ。

 

2. 体の感覚に目を向けてみる(不安は体にも出る)

不安な気持ちは、体にも現れます。

呼吸が浅くなっていたり、肩や首がこっていたり…。そんなときは、まず「今、自分の体はどんな状態かな?」と意識を向けてみましょう。

 

おすすめは、深呼吸や簡単なストレッチ。

ゆっくり息を吐くだけでも、心と体に「落ち着いていいよ」と伝えることができます。

 

3. 「今、ここ」に意識を戻す(グラウンディング)

不安なとき、私たちの意識は「まだ起きていない未来」や「過去の出来事」に向きがちです。

そんなときは、意識を「今、この瞬間」に戻す練習をしてみましょう。

 

こんなやり方があります

今見えているものを5つ数える

 

今聞こえている音にじっと耳を傾ける

 

手に持っているものの感触や重みを感じる

 

これを「グラウンディング」といいます。

不安な思考から少し距離をとる手助けになります。

 

4. 誰かに話してみる(言葉にすることで楽になる)

不安を誰かに話すだけで、気持ちが整理されて軽くなることがあります。

信頼できる友人や、カウンセラーなど専門の人に話してみるのも一つの方法です。

 

「話すこと自体が苦手…」という方は、まずは日記や音声メモに「つぶやく」だけでもOKです。

 

おわりに

漠然とした不安は、「見えない敵」と戦っているようなつらさがあります。

でも、少しずつ「できること」から始めることで、心はゆっくり落ち着いていきます。

 

無理にポジティブにならなくても大丈夫。

まずは「不安を感じている自分」を責めずに、やさしく受けとめてあげてくださいね。

 

世田谷心理カウンセリングルーム