「彼からLINEの返信がこないだけで、胸がざわざわして仕事に集中できない」「彼の予定が自分の知らないところで埋まっていると、いてもたってもいられない」そんなふうに感じたこと、ありませんか?
恋愛は本来、心を豊かにしてくれるもの。でも、いつの間にか「愛されていないと自分には価値がない」と感じてしまうようになったとしたらそれは「恋愛依存」かもしれません。
恋愛依存とは?
恋愛依存とは、相手との関係に過度に執着し、自分の幸せや心の安定をすべて相手に委ねてしまう状態です。
自分のアイデンティティが曖昧になり、「彼がいないと自分は空っぽだ」と感じるようになります。
実際のエピソード:「私はただ、愛されたかっただけなのに」
29歳のAさんは、3年付き合った彼に突然別れを告げられました。
理由は「重たすぎる」
「いつも不機嫌に責められてしんどい」とのこと。
Aさんは、いつも彼のSNSをチェックし、
既読がついたのに返信がないときは涙が止まりませんでした。
「私はこんなに尽くしてるのに、どうして…?」
と問い詰めては、彼を追い詰めてしまっていたのです。
別れのあと、Aさんは言いました。
「あのときの私は、愛していたというよりも、愛されたいだけだったんだと思います。怖かったんです。1人になるのが。」
恋愛依存に陥る人の共通点
自己肯定感が低い
過去に親からの愛情を十分に感じられなかった
人に嫌われることへの過度な恐怖
孤独への強い不安
恋愛依存は、「だめな私を誰かに埋めてほしい」という心の叫びの表れかもしれません。
恋愛依存から抜け出すためにできること
自分の感情と向き合う習慣を持つ
不安や嫉妬を感じたとき、「私は今、何が怖いのか?」と問いかけてみましょう。自分の価値を自分で認める練習をする
「私は○○ができる」「私は今日も頑張った」など、毎日小さな自己肯定を積み重ねましょう。依存ではなく“つながり”を目指す
「一人でも大丈夫」と思えるからこそ、健やかなパートナーシップが築けます。
専門家のサポートを受ける
一人では抱えきれない思いは、信頼できるカウンセラーに話してみてください。
おわりに
恋愛依存は、誰にでも起こり得ます。そしてそれは「弱さ」ではなく、「心の中の深い孤独や不安の現れ」です。
あなたが「誰かに愛されたい」と願うその気持ちは、決して間違っていません。でも、まずは自分で自分を大切にすること。
それができたとき、本当の意味で「愛し、愛される」関係が待っています。
あなたの恋が、あなた自身を苦しめるものでなく、あなたを豊かにするものでありますように。

コメントをお書きください