こんにちは!
世田谷心理カウンセリングルームの大竹です。
今日は「耳鳴り」のお話です。
突然ですが、あなたはこんな経験、ありませんか?
静かな部屋にいると、「キーン」という高い音が聞こえる
他の人には聞こえない「シュー」とした音がずっと続いている
病院で検査しても「異常なし」と言われるけど、本人にはつらい
実はこれ、多くの人が経験する耳鳴りという現象。
日本では約1,000万人が悩んでいるとも言われています。
そしてこの耳鳴り、ストレスや心の状態と深〜く関係しているんです。
◆耳鳴りはどこから来るの?
耳鳴りの原因はさまざまですが、ざっくり言うとこんな仕組みです。
🔊【ステップ1】耳に何らかの異常が起きる(加齢・ストレス・騒音など)
➡️ 脳は「音が足りない!」と混乱します。
🧠【ステップ2】脳が“勝手に音を作り出す”
➡️「音が聞こえないのは困る」と、脳が自家発電を始めるのです。
😫【ステップ3】その音に意識が向き、気になる
➡️ 気にし始めると、余計に大きく聞こえてくる悪循環が起きます。
そう、耳鳴りって、「音の錯覚」や「脳のクセ」に近いんです。
特にストレスを感じている時ほど、脳は過敏になりやすく、耳鳴りを強く感じやすくなります。
◆えっ、じゃあ「気のせい」ってこと?
いいえ、決してそんなことはありません。
「気のせい」ではなく、脳の反応として実際に感じている音なんです。
それは痛みと同じ。
誰かが「気にしすぎだよ」と言っても、感じている本人にとっては“本物の不快感”。
だからこそ、身体のケアと心のケア、両方が必要なんです。
◆ストレスが耳鳴りを大きくする?
たとえば…
仕事が忙しすぎて、頭がパンパンなとき
人間関係で悩みすぎて、寝不足になっているとき
頑張ってるのに報われない…と感じているとき
こういう時、脳はずっと“緊張モード”。
音へのセンサーも過敏になり、耳鳴りが大きく感じられるようになります。
◆耳鳴りとのつきあい方:心理カウンセラーからのヒント
耳鳴りに悩む方へ、私たちがサポートできることがあります。
🧘♀️1.ストレスを言葉にして「手放す」
→ 心の中でグルグルしていた不安や焦りを、言葉にするだけでスッと軽くなることがあります。
🧭2.「耳鳴りをコントロールする自分」を育てる
→ 耳鳴りを“消す”のではなく、受け止め方を変えるサポートをします。
🛌3.睡眠・休息のリズムを整える
→ 自律神経と耳鳴りは深く関係しています。生活リズムを整えるアドバイスも行います。
◆あなたは一人じゃない。話すことで、音が静まるかもしれません
「耳鳴りがつらい」と感じているあなた。
それは、あなたの体と心が出している“SOSサイン”かもしれません。
世田谷心理カウンセリングルームでは、
ストレスや心の悩み、耳鳴りとのつきあい方についても、丁寧にサポートしています。
「病院では異常がないと言われたけど、やっぱりつらい」
「誰にも相談できなくて、ひとりで悩んでいる」
そんな方は、ぜひ一度ご相談くださいね。
📍まとめ:耳鳴りは「こころの音」かもしれない
ストレスや不安で悪化することがある
心理的アプローチで軽減できるケースもある
「耳鳴りと向き合う」ことは、あなた自身を大切にすることです。
今日も、がんばりすぎているあなたに、やさしい時間がありますように。

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